イタリアのコロナ感染者数はピークを越えて減少傾向にある。とは言え5月4日の新たな感染者数は1,221人、死者は195人とその数は日本よりはるかに多い状況である。それでもイタリアは昨日からフェーズ2(コロナウィルスと共存しながらワクチンの開発を待つ)に入り、約400万人が仕事に復帰した。ロックダウンも緩められ、まだまだ制限はあるが州をまたぐ移動も可能となった。ミラノ北駅では従来の30%程の通勤客が見られた。これは予想されていたよりも少ない数字であったが、ソーシャルディスタンスを保つ為にしばらくは最大50%に抑える方針だそうだ。ローマの地下鉄にも通勤者の姿が戻った。皆マスク着用で(マスク無しでは乗車出来ない)、ソーシャルディスタンスを守り混乱もなかった。
そんな中で最も神経をとがらせているのは比較的感染者数の少ない南部の州で、ロックダウンの緩和によって北部でブロックされていた人達の帰省などによる感染を懸念している。カラーブリア州においては約7,000人の入州者が予想されており、駅や空港は検疫の対応に追われている。ナポリを州都とするカンパーニャ州には1,706人が到着し、駅、空港、高速道路などに設けられた検疫所で19人の陽性が確認された。中国政府はイタリアのフェーズ2は早すぎるのではないかとコメントしているが、良い結果につながることを願いたい。
#コロナウイルスイタリア情報
#コロナウイルス
#イタリア情報
#イタリア語通訳
#イタリア語翻訳